EDお悩み相談室TOP >  治療法 >  改善を踏まえたホルモン治療

改善を踏まえたホルモン治療

男性更年期障害とも言われる加齢性腺機能低下症。男性ホルモン・テストステロンの低下により諸症状が出るとされますが、現在では症状を総称してLOH症候群の名前で定着しています。

男性機能にも影響することから、EDもLOH症候群の部分症として捉えられ、その症状は心因性、身体状態生殖機能の3つのカテゴリーにおいて下記のような症状を発症するといわれています。

心因性・・・うつ、ストレス、苛々、神経過敏、疲労感、短気
身体状態・・発汗、火照り、睡眠障害(不眠症)、骨粗しょう症、集中力の低下
生殖機能・・勃起不全、男性機能の衰弱、性欲減退

ホルモン治療は年齢とともに失われるテストステロンに着目したもので、不足したテストステロンを補うことでEDを含めたLOH症候群の諸症状を改善に導きます。

ホルモン治療の向き、不向きについて

ホルモンの補充には錠剤、塗り薬、貼り薬、注射による方法が海外では一般化していますが、日本ではまだ浸透性の浅い治療のため、注射と塗り薬でのホルモン補充が医療機関で許可されています。

男性ホルモンであるテストステロンの不足は様々な生活習慣病に派生する大本ともいわれ、症状の改善に期待されるところが大きいといえます。

ホルモン治療で改善が期待される疾病

・血流障害
・神経障害
・EDにおける男性機能不全症
・メタボリックシンドローム
・脳梗塞、糖尿病などの生活習慣病

男性ホルモンが低下傾向にあると、男性ホルモンが正常値ある方に比べ心血管系疾患や癌などの全死亡率が高いとのデーターも出ています。これは疾病のほとんどが血流が悪くなることから起因するのですが、男性ホルモンが不足すると血管を拡張して血の巡りをよくする一酸化窒素が分泌されにくい状態にあることが原因とされています。

医者と看護師

男性ホルモンであるテストステロンを補充することで、神経伝達物質であるドーパミンが増え脳下垂体へ適切な信号を送り、有効ホルモンが分泌されるのです。しかし、まだ効果には確証が持てていないのが実態で、疾病を悪化させるといった報告もあれば、神経・血管障害が改善されたケースも出ています。

LOH症候群の部分症であるEDでのホルモン療法に関しても効果が出る方、出ない方と別れています。一方、保険適用範囲である治療法なので、負担も少ないことからEDのポピュラーな治療法として確立していきそうな気配があります。

受付からスタッフ、ドクター全てが男性で構成されるED専門クリニックも全国にひろがりつつあります。気兼ねなく足を運べる状況が整っていますので、ホルモン治療に興味のある方は一度相談に訪れてみては如何でしょうか。

不向きなケース

良いことずくめのホルモン治療に聞こえがちですが、中には不向きな治療にあたるケースもありますので、信頼のおける医療機関できちんと検査をしたうえで治療にとりかかるのが理想といえます。不向きなケースでは主に前立腺がん罹患者と若い世代があげられます。

・前立腺がん
前立腺がんの中には男性ホルモンを介して癌細胞を増殖させるものがあります。実際に前立腺がんの治療では抗男性ホルモン治療といって、男性ホルモンの働きを抑制させる治療法が確立しています。

・若い世代
補充されたホルモンが造精機能を低下させて精子が作られない状態に陥る可能性があります。家庭を持ち、これから家族を増やす世代では不向きな治療法です。

ホルモン治療には性腺刺激ホルモン療法といって、筋肉注射によって睾丸を刺激して自らの男性ホルモンの分泌を促す方法もありますので、ED専門医と治療法について話し合ってみるのが良いでしょう。

このページの先頭へ